現在の法制度で私たちが取得可能な育児休業期間は、子どもが一歳になるまでです(2017年3月の育児・介護休業法改正により、2歳まで延長可能)。ですので、私も取ろうと思えば、子どもが1歳になるまでの約1年育休を取れたのですが、結果的に2ヶ月の育休を取ることにしました。
今回は、私が育休期間を2ヶ月にした理由について書きたいと思います。
1ヶ月ではちょっと短い
もともと、育休を取らなくても育児はなんとかなると思っていたので、育休を取るにしても1ヶ月くらいで良いかなと思っていました。しかし、以下の理由から1ヶ月では短い/育休を取る意味があまりないという結論に至りました。
- 妻の体調が回復するのは産後1ヶ月後
よく、出産は大事故のようなもので、ある程度回復するまでに1ヶ月程度は要すると言います(妻もそう言っていました)。ですので、その1ヶ月は付きっきりでサポートする必要がありますが、その後、ある程度回復してくると、外出する元気も出てきます。産まれてきた子どもも1ヶ月を過ぎれば少しは外出させても大丈夫になってきますが、生後1ヶ月の赤ちゃんを外出させるのはものすごく神経を使いますし、親自身も自由には動けません。そんな状況下、私が家にいて子どもの世話ができれば、妻は自由に外出することができてリフレッシュすることができます(自由にといっても、1時間〜半日程度、ショッピングしたりお茶したりです)。妻に自由時間を持ってもらうためにも2ヶ月以上は育休を取ったほうが良いと考えました。 - 会社の夏休み期間と被ってしまう
私の育休開始月は8月だったため、ちょうど会社の夏休み(9連休)と重なっていました。8月の1ヶ月間しか取らないなら、育休を取らず、夏休み+年休消化で良いのではないかと思いました。 - 育休期間に関わらず、業務引継ぎ・育休手続きは必要
育休期間に関わらず、業務の引き継ぎや、会社への育休手続きは必要になります。そういった育休関連タスクに数日分の稼働はかけていましたので、上記で述べた夏休みと重なることと合わせて、1ヶ月だけではもったいないと思いました。
育休期間が長いと、育児休業給付金の給付割合が減る
1ヶ月では短い、じゃあいっそのこと半年以上とか取るか!とも思いました。しかし、育休期間が181日以降になると育児休業給付金の給付割合が、それまでの67%から50%に減ってしまいます。妻からも収入はなるべく減らすなと言われていたため、181日以上の長期育休を取ることは止めました。
2ヶ月がちょうど良かった
以上を踏まえて育休期間を検討した結果、私には2ヶ月がベストでした。その理由は以下になります。
- 産後回復後の妻に、1ヶ月程度自由な時間を持ってもらえる。
- 収入の減少が比較的少ない。
- 産後1ヶ月程度は、生活環境も変わり家族全員バタバタしているが、2ヶ月目はある程度落ち着き、妻と子ども体調も安定してくるので、家族みんなで時間に追われないゆったりとした1ヶ月を過ごすことができる。
- 育休明けの働き方、生活の仕方を考えるのに十分な期間である。
育休はあくまでも期間限定なものです。長女は現在3歳ですが、新生児よりも数倍手間がかかります。育児は、子どもが成長するにつれてどんどん大変になっていくものと私は思っていますので、育休明けからの対応が非常に重要です。
2ヶ月という期間は、妻の体調回復、家族全員のリフレッシュ、育休明けからの対応方法を検討するのに最適な期間と私は考えたため、2ヶ月の育休取得にしました。
仕事や家庭の環境によって考え方は色々あると思いますが、育休明けからの家族の姿をイメージして、育休期間を検討してみてはいかがでしょうか。
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