Canonのミラーレス一眼カメラ「EOS Kiss M」を使われている方(もしくは購入を検討されている方)の中には、子供の撮影目的で購入されたパパやママも多いと思います。
私自身も子供の撮影目的で購入したのですが、今回はEOS Kiss Mで子供を撮るのにぴったりのレンズ「SIGMA 30mm F1.4 DC DN」を紹介します。
目次
SIGMAについて
SIGMAについてご存知でない方もいるかもしれないので簡単に紹介しておくと、神奈川県川崎市に本社がある、カメラ、レンズ、その他光学機器の製造、販売を行っている会社です。
そうです、日本の会社です!私が初めてSIGMAの名前を聞いた時は、「どこの海外メーカー?」と思ってしまったのですが、安心の「MADE IN JAPAN」のレンズです。
福島県に唯一の生産拠点である会津工場があります。YouTubeに会津工場の紹介ビデオが公開されていますので、気になる方は見てみてください。ものづくりに対する本気度が伝わってきます!
SIGMA 30mm F1.4 DC DN レビュー
それでは、SIGMA 30mm F1.4 DC DNのレンズについてご紹介します。
仕様
レンズタイプ | 単焦点 |
対応マウント | ソニーEマウント キヤノンEF-Mマウント マイクロフォーサーズ Lマウント |
解放F値 | F1.4 |
焦点距離 | 30mm |
希望小売価格 | 52,800円(税込) |
外観とEOS Kiss Mへの装着感
シンプルな箱に入っていました。レンズフードが付属しているので、別で購入する必要はありません。
付属のレンズフードをレンズに取り付けた状態です。見た目は大きくなりますが、かっこよさはアップします!
フィルター径は52mmになりますので、レンズフィルターを購入される際はお間違えなく。
レンズフードを着けていない状態です。質感は安っぽくなく良い感じです。
レンズフードを着けた状態です。かなり大きくなりますね。
それではEOS Kiss Mに装着してみましょう。まずは、レンズフードを着けていない状態です。
続いて、レンズフードを反対向きにして着けた状態です。
最後はレンズフードを着けた状態です。やっぱりこの状態が一番かっこいいですね。
レンズフードを着けた状態で横向きから見た写真です。かなり出っ張っている感じがしますね。
ただし、EOS Kiss M、レンズともに小さいため、手で持ってみるとそこまでの大きさは感じません。むしろ手に馴染むちょうど良いサイズと重量感です。
最後に、EOS Kiss Mのダブルレンズキットに付属しているレンズとの比較です。
Canonの22mm F2.2のパンケーキレンズはとてもコンパクトで、広角気味にスナップショットを撮ったりするには最適なレンズですが、「子供を撮る」という点では少し物足りなさを感じるレンズでした。
ちなみに私は、Canon G7 X Mark IIIを旅先や近場に出かけた時にスナップショット用途で使っています。
おすすめポイント
ここからは、SIGMA 30mm F1.4 DC DNのおすすめのポイントについて説明していきます。
F1.4の明るいレンズできれいにボケる!
解放F値がF1.4ですので、きれいなボケ感のある写真を撮ることができます。
以下の写真は近所の公園で撮った写真ですが、スマホなどでは撮れない味のある写真を撮ることができます。
明るいレンズですので、夜や雰囲気の良いレストランなどの暗い場面でも、手ブレ少なくキレイに写真が撮れます。
子供の撮影に最適な焦点距離30mm
SIGMAにはCanonのEF-Mマウント用のレンズとして、F1.4で焦点距離が16mm、30mm、56mmのレンズがそれぞれありますが、私がおすすめするのは30mmです。
焦点距離30mm(APS-C)は、比較的人間の視野に近い画角ですので、見たままの自然な写真が撮ることができます。
私は、EOS Kiss Mのダブルレンズキットに付属していた単焦点広角レンズ EF-M22mm F2 STMも持っていて、画角が広くスナップショットを撮るのに優れていますが、子供を撮る時は少し寄って撮る必要があり、意識しないとダイナミックさに欠ける写真になってしまいます。
では、56mmはどうかというと、このレンズだと被写体である子供に寄りすぎてしまうため、意識的に離れる必要があります。
子供の写真は室内(家、レストランなど)でも撮ることが多いと思いますが、屋外であれば被写体から離れて撮れば良いですが、室内は限られたスペースの中で撮らなければならないため、写真に収まりきらない!といった問題が起こる可能性もあります。
以上の理由から、私は焦点距離30mmのレンズをおすすめします。以下の写真は私が娘と公園に行った時に撮った写真です。
Canonのレンズよりコスパが良い
ライバルレンズに、CanonのEF-M32mm F1.4 STMがあります。簡単にスペックを比較した表が以下になります。
SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Canon EF-M32mm F1.4 STM | |
解放F値 | F1.4 | F1.4 |
焦点距離 | 30mm | 32mm |
最短撮影距離 | 0.3m | 0.23m |
重量 | 270g | 235g |
希望小売価格 | 52,800円(税込) | 79,200円(税込) |
最短撮影距離はCanonの方が優位ですので、接写撮影が多い方にはCanonのレンズをおすすめしますが、子供の写真を撮るのであればSIGMAで全く問題ないと思います。
それ以外の解放F値、焦点距離、重量は両者ほとんど変わりませんが、価格差はかなりあります。この記事を書いている2020年11月23日現在の最安値(価格.com調べ)は、SIGMA:約34,000円、Canon:約54,000円です。
SIGMAの方が20,000円も安いです!加えて、SIGMAはレンズフードが標準で付いていますが、Canonのレンズフードは別売で4,000円もします。
レンズにお金をかけれる方ならとりあえずCanonのレンズを買っておけば良いと思いますが、そうでない且つ私のように子供の撮影が中心であれば、SIGMAのレンズで十分です。
Canonのレンズとの詳細比較と最新の最安価格は、価格.comでご確認ください。
最後に
子を持つ親であれば、自分の趣味にいくらでもお金をかけられる訳ではないと思いますので、出費を抑えつつもボケ感あるきれいな子供の写真が撮れるSIGMA 30mm F1.4 DC DNはとてもおすすめのレンズです。
私はこのレンズでこれまで以上に子供の写真を撮るのが楽しくなりました!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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