転職記の第3回は、内定後から退職までについて書きます。
面接を受けた企業から内定連絡をいただき、あとは退職日まで働くだけと思っていましたが、私は内定から退職するまでの期間が一番悩み、そして辛かったです。
前回までの記事は以下にあります。
退職の意向を伝える
転職先企業から内定連絡をいただいていから1週間ほど検討した結果、内定を受諾して転職する決意をしました。その後、職場に退職の意向を伝えることになりますが、転職活動の中でこれが一番緊張しました。
いつどのように上司に伝えようか悩みましたが、伝える日の当時の夕方頃に、チャットで「仕事のことで少し相談があるのですが、今から少し時間ありますか?」と連絡して、会議室に呼んで伝えました。
※上司とは執務フロアが分かれており、日頃からチャットで連絡し合っていました。
そして、この日は退職の意向だけ伝えて、退職希望日は明言しませんでした。本当は最短で退職したかったのですが、クライアントワークをしていたこともあり、プロジェクト状況や後任確保の期間なども考慮して、上司と相談して退職予定日を決めようと思っていたためです。
退職予定日を調整する
退職の意向を伝えてから1週間後くらいに、上司と退職日の調整をしました。退職の意向を伝えたのが4月中旬だったため、私の希望としては、
- 最終出社日は5月末
- 退社日は6月末で、6月の1ヶ月間は有給休暇
としたかったのですが、上司からは後任確保の関係で7月中旬まで働いてほしいと言われました。さすがにそれは長すぎると思い、話し合いの結果、最終出社日は7月1周目、退社は7月末で妥結しました。
今思えば、会社のことなんて考えないで、さっさと退職すれば良かったと思っていますが、転職は初めてでしたし、会社とあまり揉めたくなかったため、会社側の要望をほぼ受け入れました。
ちなみに、この時働いていた会社は退職する人は非常に少なく、上司も退職者を扱ったことがなかったため、退職手続きするのに色々と時間がかかっていました。
退職日まで働く
最終出社日も決まり、あとはそれまで働くだけでしたが、”それまで働くだけ”が私には非常に辛かったです。仕事へのモチベーションというかやる気が全くなくなってしまいました。
当たり前ではありますが、退職すると決まってからも、クライアントから日々新しい依頼が来ますし、時にはムリなことも言ってきます(クライアントには、私が辞めることは辞める直前まで伝えませんでした)。
良くない考え方というのは分かっているのですが、「なんでもう辞める俺が、こんなことしないといけないの?」と思うようになってしまい、やる気がどんどん無くなっていってしまいました。
結果、会社にも行きたくなくなり、だんだんと鬱のような状態になってしまい、動悸のような症状がでるまでになってしまっていました。この時は本当に辛くて、家でも元気がなかったことを今でも覚えています。
それでも、なんとか最終出社日まで働きました。最終出社日は、仕事後にプロジェクトメンバー全員での飲み会を開催していただき、午前3時頃まで飲みました。
私が最後に上司に会ったのは、この日べろべろに酔って、タクシーで一緒にお互いが住んでいる最寄駅まで行った時です。上司はタクシーの中で泥酔状態でしたが、こんな別れ方もあるんだな(笑)と思いました。
最後に
転職活動は内定を受けて終わりと思っていましたが、内定を受けてからが大変でした。特に、もうすぐ辞める仕事をモチベーションを維持しながらこなすのは不可能でした。
今後あるかもしれない2回目の転職では、この1回目の転職活動の経験を生かしたいと思います。
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